Process Consultation Studio

まだ名前のない物語が
立ち上がる、ともにある。

組織が積み上げてきたものの奥に、
まだ語られていない何かが、静かに息をしている。
その「何か」が言葉を持つとき、新しい物語が動き出します。

SCROLL
Philosophy

パラドックスを、創造の入り口に変える。

組織には、解けない問いがある。
成果か、育成か。効率か、創造か。統制か、自律か。

どちらを選ぶべきか——その問いへの答えを早く出そうとするとき、
まだ言葉になっていない何かが、静かに押し潰される。

Oxymoronは、その矛盾を解消しようとしない。
矛盾を抱えたまま進む先に、まだ名前のない物語が立ち上がる。
そしてその物語こそが、組織に新しい知を生む源泉だと、私たちは考えています。

Purpose|パラドックスを、創造の入り口に変える

変化が激しいほど、組織は相反する力に押しつぶされ、新しいものを生む力を失っていきます。けれどパラドックスは、割り切れないからこそ、まだ名前のない物語が立ち上がる入り口になる。人と組織が、そこから創り続けられるように——それが、私たちの存在する理由です。

Vision|自分の物語として参加し、新しい物語が生まれ続ける世界へ

目指すのは、一人ひとりが「自分の物語」として参加できる組織・社会。相反する力を抱えたまま、そのあいだから新しい物語を生み続けられる。割り切らない生き方・働き方が、当たり前になる世界へ。

Mission|創発の場を設計し、変容に伴走する

現場のビジネス課題を深く理解した上で、知が生まれ循環する「場」を設計する。人とAIをパートナーに、理論とデータに裏打ちされた問いで変容に伴走し、組織が自分で場を回せる状態まで、共に歩みます。

Value|私たちが場に立つときの構え

Being|不完全さを引き受ける

答えを持つ専門家でなく、同じパラドックスを抱える人間として場に立つ。

Viewing|プロセスを感じ取る

結論でなく、その場の関係性・感情・力学を一段降りて観る。

Doing|問いを差し出す

答えを渡さず、相手が自分で見つめ直せる問いを隣に置く。

ともにある

Being・Viewing・Doingが、相手と私たちのあいだで同時に起きている状態。

「Oxymoron」とは、「永遠の一瞬」「明るい闇」のように、相反する二つの言葉を組み合わせる表現方法。相反するもののあいだから新しい意味が立ち上がる——その現象そのものを、社名に込めました。
Approach

個人の“見方”と、場の“関係性”。
一方だけでは、回らない。

変わらないのは、やり方の問題ではないかもしれない。
見方と場が往きつ戻りつすることで、まだ誰も持っていなかった知が立ち上がる——
私たちはその往還を、場のアーキテクチャと呼んでいます。

研修を積んでも、制度を整えても、
なぜ変わらないのか。

施策の問題ではないかもしれません。
"こういうものだ"という前提——
その見方そのものが、問い直されていないからかもしれない。

見方が変わるのは、技術的な解決では起きない。それは適応課題です。

一人の人が"見方"を問い直すとき、場がひらきはじめます。
そしてその場が、次の誰かの見方を変える。
——この往還が、組織を動かす起点になります。

場のアーキテクチャ

集団向けアプローチ。問い・関係性・循環を設計し、人とAIをパートナーに、チームの「場」そのものを編む。メンバーの声が交わり、相反する力を抱えたまま新しい知が立ち上がる器をつくる。

マネジメント観の問い直し

個人向けアプローチ。マネージャーが無意識に握る「こうあるべき」に、1on1や対話を通じて光を当てる。前提がほどけると、統制だけに頼らない自分らしい関わり方が見えてくる。

Ba Architecture

場には、4つの顔がある。

経営学者・野中郁次郎は、知識を「個人の頭の中の情報」とは捉えませんでした。知識は、人と人が関係し合う共有された「場(ba)」の中で生まれる。場から切り離された瞬間、知識はただの「情報」になる——。その場には、4つの顔があります。この4つを意図的に編むことを、私たちは場のアーキテクチャと呼んでいます。

Originating Ba

創発の場

気持ち・感情・経験・メンタルモデルを、身体的に共有する場。「いまの気持ち」「いまの気づき」を場に置き、言葉にならない感覚が共感として拡がる。土壌になるのは心理的安全性

AIもっとも入りにくい領域。気配や場の空気は、まだ人と人のあいだにしか宿らない。
Dialoguing Ba

対話の場

感じていたことを、対話を通じて言葉にしていく場(外部化)。メタファー・ナラティブ・アブダクション(創造的推論)で、まだ言葉にならない何かを共有可能な形に立ち上げる。

AI対話の「代替者」ではなく、補助線を引く存在。意見を整理し、共通点と違いを見える化し、まだ言葉にならない違和感を拾い、次に話すべき問いを差し出す。揺れ変わり合う相互作用そのものは、人のあいだに残す。
Cyber Ba

システム場

言語化された知識を整理し、組み合わせ、体系化していく場。理論を学び、フレームワークに当てはめ、新しい構造が見えてくる。多くの「学び」のイメージはここに集中している。

AIもっとも得意とする領域。情報を文脈ごと読み込み、構造化し、新しい配置を提示する。
Exercising Ba

実践の場

学んだことを、現場で実際にやってみる場。手応えと自信の循環のなかで、形式知が少しずつ暗黙知へと染み込んでいく。「行動が続く設計」こそが、実践場のアーキテクチャ。

AI伴走者として入る。「明日できそうな小さな試み」を一緒に考え、現場で迷ったときの相談相手になる。

4つの場は、独立しているわけではありません。創発の場で生まれた感覚が対話の場で言葉になり、体系の場で構造化され、実践の場で試され、また感覚として戻ってくる。場は、絡み合いながら回転している。そしてこの循環は、放っておいても自然には揃いません。だからこそ、意図的に設計する意味がある。

研修の設計者から、組織全体に広がる場のアーキテクトへ。
AI × Organization Development

効率化の先に、
創発を見る。

AIを、作業を速くするためには使わない。
一回の対話をもっと豊かに、組織の知恵を流して消えないものにするために——
私たちはAIを「創発のパートナー」として場に組み込みます。

効率化の道具ではなく、まだ名前のついていない知が立ち上がる場の触媒として。
人とAIが協働する対話型組織開発の、新しい地平を、この現場から拓こうとしています。

これは、海外の理論を輸入するのではなく、この現場から立ち上げる実装です。

→ どう実装するのか、具体的に見る:やさしい図解

Process

知が生まれるプロセスを、
デザインする。

変容は、内側から立ち上がる。
信念が揺れ、自信が芽生え、スキルが身体に入り、やがて場をつくれるようになる。
そのプロセスを、私たちは一緒にデザインします。

変容プロセス〈個人=マネージャー〉内側から、順に立ち上がる

① 信念が動く

「メンバーは成長できる」という、忙しさに埋もれていた本来の信念を、対話で再発見する。

② 自信が生まれる

小さな試行→メンバーの反応→「やれそう」という手応え(自己効力感)の循環。態度が行動を動かす構造を、現場で起こす。実証研究でも統計的に確かな効果が確認されています。

③ スキルが定着する

問いかけ・傾聴・視点提示が、自然に出るようになる。

④ 場をつくれるようになる

自分のチームに「成長を支援する場」を設計できる感覚が育つ。

変容プロセス〈チーム〉関係性のなかで、新しい知が創発する

何を話すかより、どう関わるか。場の質が変わると、内容の質が変わる。
経験に閉じ込められていた知恵が、対話を通じて場に立ち上がる。
そして、"させられる研修"から"自分事の対話"へ——参加のあり方が変わります。

私たちが渡すのは知識ではなく、新しい知が生まれる過程そのものです。
Solution

語られることの裏側まで、
設計する。

場で起きていることには、二つの層がある。
テーブルの上で語られる内容(コンテンツ)と、
その場に渦巻く関係性や空気(プロセス)。

変わらないのは、コンテンツだけを設計して
プロセスを手放しにしているからかもしれない。

私たちは、この二つを一緒に設計します——
4つのソリューションで伴走しながら。

入口は、一人のマネージャーの適応課題から。
最もレバレッジが効き、最も遠くまで届くからです。

01

1on1でマネージャーの適応課題を紐解く

個人 / 4〜6週間

"こういうものだ"という前提を問い直す、個別の対話の場。見方が変わると、行動が変わる。その起点をつくります。

02

マネージャー同士のリフレクションの場

個人→横のつながり

一人では気づけないことが、同じ経験を持つ者同士の対話で像を結ぶ。孤独な管理職を、横につなぐ場です。

03

チームコーチングでチーム全体の変容を

チーム

個人の変容を、チームの変容へとつなぐ。関係性のプロセスごと設計することで、場の空気が変わります。

04

組織規模の場づくり(AI×組織開発)

組織

4つの場を組織全体で回し続ける仕組みをつくる。AIを"創発"のパートナーとして組み込みながら、クライアントが自分で場を回せる状態を目指します。

マネジメントリフレクションを、詳しく見る →

Strength

「なぜ効くか」を、理論とデータで語れる。

① 理論に基盤がある

野中郁次郎のSECI理論、Heifetzの適応課題、Mezirowの変容的学習、Argyrisのダブルループ学習、Scheinのプロセスコンサルテーション——これらを実践の土台に。「理論を借りている」のではなく、「理論を使って編んでいる」アカデミック・プラクティショナーの立ち位置です。

② データで確かめている

マネージャーの"見方"が変わることを、データでも確かめています。成長支援への自己効力感(d=1.15)、視点変容(d=1.24)——いずれも大きな変化が、介入前後の比較で確認されています。「証明した」ではなく、「実証的な手応えをデータで確かめた」という誠実な立ち位置です。

③ AIを創発に使う

AIを効率化ツールとして使わず、「創発のパートナー」として場に組み込む実践者です。対話型組織開発にAIを織り込んだ実践経験は、国内でもまだ稀少な領域です。

④ コンテンツとプロセスの両方を扱う

"何を学ぶか(コンテンツ)"だけでなく、"その場でどう関わるか(プロセス)"まで設計します。Scheinのプロセスコンサルテーションを基盤に、内容と関係性の両輪を回します。

⑤ 個人から組織まで一本でつながる

1on1(個人)→リフレクションの場(横のつながり)→チームコーチング(チーム)→組織規模の場づくり(組織)——個人の変容が場の変容につながる設計を、一貫した理論で裏付けています。

⑥ 物語の言語化を得意とする

まだ言葉になっていない「モヤモヤ」や「まだ名前のない物語」を、対話を通じて言葉にすることを得意としています。論文・テキスト・ナラティブ、複数の文体を行き来しながら、組織の固有の物語を引き出します。

自己効力感d=1.15 認知d=0.88 行動d=0.51〜1.24 メンバー知覚p=.006
Message

それでも私は、
新しい物語は立ち上がる、と信じています。

制度も研修も整えた。それでも、現場から新しいものが生まれにくくなっていないでしょうか。AIが効率化を進めるほど、決まったことは速くなる。けれど、まだ名前のない何かが立ち上がる創発は、むしろこれから難しくなっていくのかもしれません。いま組織に本当に必要なのは、新しい知を生み出し続ける力——知識創造ではないでしょうか。

自分自身、行き詰まった物語が、人との対話のなかで何度も書き換えられてきました。「ないものを埋める」から「あるものを生かす」へ。矛盾は、抱えたまま進んでいい——そう思えたとき、世界の見え方が変わりました。

組織の難題の多くは、スキル不足ではなく、人の前提や関係性が問われる「適応課題」です。だからOxymoronは、答えを渡すのではなく、問いを一緒に立て、新しい知が生まれる「場」を設計し、変容に伴走します。

創発が難しくなる時代だからこそ、それを信じる者として、あなたの隣にいたい。一人ひとりが「自分の物語」として参加し、矛盾のあいだから、まだ名前のない物語が立ち上がる——その瞬間に、ともにありたいと思っています。

株式会社 Oxymoron 代表岸本 渉